新聞紙の製造工程を学ぶ「取材体験・大王製紙工場見学会」(徳島新聞社主催)が26日、愛媛県四国中央市の大王製紙三島工場であり、徳島県内の小学5、6年生とその家族17組34人が、新聞用ロール紙を作る大型機械や古紙のリサイクル技術を見学した。

児童らは紙製品の原料となる木材片を山積みしているチップヤードや古紙を再生する設備などを見て回り、メモを取ったり写真に収めたりしていた。紙すきも体験し、はがきを作った。

熱心に取材していた喜来小6年藤見翔太君(12)は「ロール紙を作る機械がこんなに大きいとは。環境保護のためにも古新聞のリサイクルを友達に呼び掛けたい」と話した。

同工場は徳島新聞社などが使用する新聞紙をはじめ、コピー用紙や段ボールなどの紙製品2万種類以上を生産している。児童の体験リポートは後日、週刊阿波っ子タイムズに掲載される。

【写真説明】従業員(右端)から新聞用ロール紙ができる過程などについて説明を受ける児童ら=愛媛県四国中央市の大王製紙三島工場