美波町を舞台にした映画「波乗りオフィスへようこそ」の県内公開日が、来年4月5日に決まった。宣伝ポスターのデザインも完成。県内外のイベント会場や映画館などに張り出し、作品をPRする。
イオンシネマ徳島(徳島市)で全国に先駆けて公開され、上映期間は未定。その後、都内の有楽町スバル座で4月19日から上映が始まり、全国で順次公開される予定。
ポスターの図柄は、美波町にサテライトオフィスを置く兵頭デザイン(埼玉)が制作。大浜海岸や四国霊場23番札所・薬王寺のイラストを背景に、主役の関口知宏さんや宇崎竜童さんら登場人物が並ぶ。「会社を田舎へ移す!そこには『便利』より『大切なもの』があった」といったキャッチコピーで紹介している。脚本と監督は、美波町出身の明石知幸さんが務めた。
映画を製作したエリセカンパニー(東京)などは、宣伝活動費をインターネットのクラウドファンディング(CF)で募っている。寄付額は5千円~30万円の6段階。寄付者に劇場チケットや町特産の海産物などを贈る。CFサイト「モーションギャラリー」で12月末まで受け付けている。