各年代に柱となる選手がそろった。戦力に厚みが増した上、故障者も少なく、例年に比べチーム状態は良好だ。2013年と17年の11位が過去最高で、今回は初の1桁順位となる9位を目指す。
一般男子は新加入した元木の存在が大きい。前回まで出身地の鳴門市から出場していたが、今春京産大を卒業し、阿波市役所に就職。9月に5000メートルで15分24秒をマークしており頼もしい。ベテランの深見も走力は健在で、チームの精神的な柱になっている。
高校男子は県高校駅伝5区で区間2位と健闘した栗尾がエース。5000メートルを16分台前半で走る石田、髙橋、日岡と共に長距離区間を任される可能性がある。中学男子は3000メートル9分台の森本、池内が軸となる。
前回、部門別で9位だった女子は3000メートル県高校ランキング3位の瀬尾が引っ張る。伸び盛りの西渕、大学で練習を積む近藤も安定感がある。順位アップには後藤、西條ら中学女子の踏ん張りが鍵を握りそうだ。
週2、3日の練習に加え、今年は8月に初めて3日間の夏合宿を行った。選手らの士気は高く、野口監督は「一人一人が力を発揮できれば目標に手が届く」と自信をのぞかせる。