仙谷さんをしのぶ会で献花する参列者=徳島市のJRホテルクレメント徳島

 10月11日に72歳で死去した元官房長官の仙谷由人さんをしのぶ会が22日、徳島市のJRホテルクレメント徳島で開かれた。県内の政治、経済関係者や市民ら約1500人が別れを惜しんだ。

 国民民主党の玉木雄一郎代表や立憲民主党の福山哲郎幹事長、自民党の福山守衆院議員、飯泉嘉門知事、大田正前知事らが参列。会場には穏やかにほほ笑む遺影が飾られ、全員で黙とうした。

 国民民主党の前原誠司元外相は弔辞で沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を巡る政府の対応に触れ「仙谷先生の本意ではなかった」と強調。「並外れた理解力と人脈、役人を掌握する人間力、非情に仕事を進める冷淡さと後で飲みに誘う包容力、全てを備えていたからこそ、多くの人がついていった」と述べた。

 女性による支援組織「花の会」を代表して弔辞を読んだ会員の安川久子さん(88)は「仙谷先生は古里の徳島を愛していた。これからも日本を見守っていてほしい。長い間お疲れさま」と涙ながらに遺影に向かって語り掛けた。

 会場では、民主党政権で官房長官などを歴任した仙谷さんの足跡をたどる写真展も開かれ、多くの参列者が故人をしのんだ。