ドイツでクリスマスシーズンに食べられる伝統菓子シュトーレンの出来栄えを競う「第2回シュトーレンコンテスト」で、吉野川市鴨島町の菓子工房みずほで働く菓子職人山本和希さん(30)が2位を獲得した。
シュトーレンはドライフルーツやナッツを練り込んだ焼き菓子。受賞作はシナモンベースの生地に、カルダモンなど5種類のスパイスと、サルタナレーズンなど6種類のドライフルーツを入れた。焼き上がり後にバニラシュガーなどでコーティングし、冷蔵庫で2週間熟成させた。
コンテストは料理教室を運営するパティス(東京)が主催した。山本さんはクラシック部門(応募69点)に出場し、材料の組み合わせやしっとりした食感などが評価された。「徳島でもおいしいシュトーレンが食べられると証明できて、うれしい」と話している。