全日本小学生金管バンド選手権で3年ぶりに1位になった佐古小金管バンド部=徳島市の同校

 徳島市の佐古小金管バンド部が、滋賀県大津市で開かれた「第6回全日本小学生金管バンド選手権」(全日本小学生金管バンド連盟主催)で、3年ぶり2度目の1位に輝いた。上位5校に贈られる「スーパーエクセレント賞」も6年連続で受賞。部員は「練習の成果を発揮できた」と喜んでいる。

 今月16日に大津市民会館であった選手権には、録音審査を通過した23校が出場。佐古小は課題曲「遥かなる伝説のガイア」(石原勇太郎作曲)と、自由曲「ロス・ロイ」(ヤコブ・デ・ハーン作曲)を演奏した。

 4~6年の部員45人は曲のストーリーを自分たちで考え、場面ごとの変化を的確に表現できるよう、練習を重ねた。本番では調和の取れた響きで聴衆を魅了し、審査員から「全員の気持ちが一つにまとまっていた」「全体の響きのバランスも良い」と評価された。

 顧問の青山裕子教諭は「集中力を発揮し、会場にみんなの思いを届けられた」。6年の勝瀬絵茉部長(12)は「3年前に先輩たちが手にした優勝旗が、今ここにあるのがうれしい」と話した。