やたらとカタカナが並んでいる。スーパーの野菜売り場がこんなことになっているとは、最近まで気付かなかった

 おっ、ルッコラとはこれか。聞いたことはあるけど、どうやって食うんだ? こっちは何だ? 誰が買うんだ? どこで作っている? 農家はもうかっているのかしら? 疑問が次々と湧く

 食生活の多様化が言われて久しい。数十年前のそれは、「だから日本人が米を食べなくなった」といった言葉と対になっていた。今の多様化は、まさにいろんな物が食膳に上る。ニーズがあって、作る人がいて、商売としても成り立つ。スーパーの景色も、そういうことなのだろう

 食用花というのもあり、徳島でもなかなか盛んらしい。菜の花や菊なら昔から、いえいえ今の話題はパンジーやバラ、マリーゴールド。サラダや料理の飾り付けに使うそうだ。英語でエディブルフラワー。そのままである

 生産から加工、販売まで。吉野川市が、食用花を活用した地域振興に乗り出す。ちょっと期待している。構想が国のコンテストで最高賞を取ったからではない。リーダーの松原洋事務主任は34歳。次代を開く、その若さは買いだ

 若手のアイデアに、ベテランの知恵を振りまき、どんな逸品に仕上げるか。うまいか、まずいか。その味は、料理長である市長のさじ加減で決まるのだろう。