前回は鳴門市に1分46秒差でかわされ、2年連続2位に終わった。3年ぶりの王座奪回は、主要長距離区間で実業団選手が多い鳴門市に対抗できるかが鍵を握る。椿監督は「各年代で実力のある選手がそろった。チャンスは十分」と意気込む。
男子は社会人と大学生が安定している。防府読売マラソンを2時間21分の11位で走った松本と、出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝に出場した日下がエース区間を担う。北海道マラソン参戦など長距離に強い大塚製薬陸上部の岡田、5月の県選手権1万メートル優勝のベテラン和田、1万メートル30分台の記録を持つ志摩らも長丁場で力を発揮しそうだ。
高校勢は四国高校駅伝に出場した西本と中坂、県高校駅伝で好走した赤澤が引っ張る。指定区間の初日と最終日のスタート区間で上位に付け、いい流れでつなぎたい。
前回いずれも5位だった部門別の女子、中学生総合で3位内を狙う。女子は前回41区で区間賞の緒方と5000メートルを17分台で走る田村の出来がポイントとなる。中学生は県中学駅伝で1区を担ったスピードランナーが顔を並べる。男子は中川、塚本、新居が注目株。女子は髙瀨と白木姉妹が楽しみな存在だ。
片山弘之主将 各世代でバランスの取れた布陣になり3年ぶりの優勝を狙える。ただ、全員がベストの状態で臨むのが絶対条件なので、けがや体調不良に注意したい。