長生FCの後輩に全国大会への抱負を語る岡健太さん(右端)と百々花さん(右から2人目)=阿南市の長生小

 徳島市立高3年の岡健太さん(18)と、妹で鳴門渦潮高2年の百々花さん(16)=いずれも阿南市那賀川町=が、年末年始に開幕する高校サッカーの全国大会に出場する。きょうだいそろって全国の舞台に立つ目標を実現させたストライカー2人は「全国でもゴールを決めたい」と意気込んでいる。

 2人は阿南市長生町の少年チーム・長生FC出身。今も監督を務める祖父美夫さん(65)=長生町、建設業=の誘いで小学1年からサッカーを始め、那賀川中卒業後は男子、女子それぞれの強豪校に進んだ。

 互いに刺激し合って成長してきた2人は、無料通信アプリLINE(ライン)でやりとりする仲だ。「あとは健太だけやけん。頑張れ」。10月、全日本高校女子選手権四国予選で4連覇を果たした百々花さんは、短文に思いを込め右脚の肉離れでレギュラーを外れた兄を励ました。

 健太さんは2週間後の11月、全日本高校選手権徳島予選の準決勝で復帰。決勝では百々花さんが見守る中、右脚を痛めながらもピッチに立ち続け、決勝点を奪った。

 全国高校選手権は12月30日、全日本高校女子選手権は1月3日に開幕する。健太さんは1月2日に千葉県で、百々花さんは3日に兵庫県で初戦に挑む。

 本番を控え、原点である長生FCの練習を見に訪れた2人は「強豪相手に得点する姿を見せ、地元の子どもたちを勇気づけたい」と話した。