後半29分、徳島ヴォルティスの佐々木陽(左から2人目)が自身3得点目となるゴールを決め5-0とする=鳴門ポカリスエットスタジアム

後半29分、徳島ヴォルティスの佐々木陽(左から2人目)が自身3得点目となるゴールを決め5-0とする=鳴門ポカリスエットスタジアム

 サッカーの第96回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、徳島新聞社、共同通信社、NHK共催)は27日に開幕し、各地で1回戦26試合が行われた。鳴門ポカリスエットスタジアムであったJ2徳島ヴォルティス対FC徳島セレステの徳島対決は、ヴォルティスが6-0で圧勝した。ヴォルティスは9月3日午後6時から同スタジアムで行われる2回戦でギラヴァンツ北九州と対戦する。J2では、町田が神奈川大(神奈川)に0-1で、岐阜がホンダFC(静岡)に1-2で敗れる波乱があった。大会にはJリーグや大学、アマチュアの88チームが出場。決勝は来年1月1日、大阪・市立吹田スタジアムで開催される。

 [評]徳島ヴォルティスが力の差を見せて圧勝した。前半16分、左サイドから佐々木一がドリブルで持ち込んで先制し、43分に中央から広瀬がゴール。後半に入っても攻撃を緩めず、21分に佐々木陽がコーナーキックに合わせた後、28、29分に得点してハットトリックを達成。さらに35分、浮き球を中央から合わせて追加点を奪った。徳島セレステは26本のシュートを浴び、攻撃を組み立てられなかった。