徳島県勝浦町生名の人形文化交流館前に、肉食恐竜ティラノサウルスの模型がお目見えした。「恐竜の町」をPRしようと、NPO法人・阿波勝浦井戸端塾が展示した。年末年始の帰省客や町を訪れる人を出迎える。
高さ約3メートル、奥行き約6メートルのプラスチック製。8月に町内の地層から国内最古級の恐竜化石含有層(ボーンベッド)が見つかったのを受け、井戸端塾が企画した。
模型は1994年に町内で初めて恐竜化石が見つかった際に寄贈されたものでメンバーが補修した。来年1月末まで設置する。
高さ約3メートルのジャンボ門松も、交流館入り口の両脇に1基ずつ設置している。
稲井稔理事長(79)=同町三渓=は「新年は町の財産とも言うべき恐竜化石を生かした町づくりを頑張りたい」と話した。