第69回徳島県高校野球秋季大会(県高野連主催、徳島新聞社など後援)は17日開幕し、昨年より1校少ない30校が延べ8日にわたって鳴門オロナミンC球場とアグリあなんスタジアムで熱戦を繰り広げる。県勢3年ぶりとなる来春の選抜大会出場への第1関門。順調に日程を消化すれば、10月2日に3位決定戦と決勝が行われ、松山市で開かれる秋季四国地区大会に出場できる3校が決まる。
優勝争いは投打に安定感がある鳴門渦潮が一歩リードしている。だが、その他は戦力が張り合っており混戦模様。夏の甲子園で8強入りした鳴門、新人大会で各ブロックを制した強打の小松島、投手陣を中心に粘り強い城東、池田などの前評判が高い。140キロを超える直球が武器の右腕を擁する板野、長身の右腕2人がいる徳島北など投手力が高いチームも勢いに乗れば、面白い存在になりそうだ。昨年に続いてシード制は採用しなかった。
秋季四国地区大会は10月22日から松山市の坊っちゃんスタジアムであり、決勝は30日。四国大会の成績は、来年3月19日に開幕する第89回選抜大会の出場校を決める重要な資料となる。