J2徳島ヴォルティスは18日午後6時から山形県天童市のNDソフトスタジアム山形で18位の山形と戦う。前節で北九州に完封勝利し、今季2度目の2連勝を果たした徳島。今季初の3連勝を収め、プレーオフ出場ラインの6位に少しでも迫りたい。
徳島は11勝7分け13敗の勝ち点40で12位。6位の京都とは勝ち点差11まで詰め寄っているが、残り11試合で逆転しプレーオフに進出するには、勝ち点3のさらなる上積みが不可欠。前節に続いて下位が相手だけに、負けはもちろん、引き分けも許されない戦いとなる。
選手への重圧も一戦ごとに増している。それでも前節では試合終了間際にセットプレーからの得
点で北九州を下した。天皇杯と合わせて対北九州戦3連勝でチームの士気は上がる。後半途中から出場しシュート2本を放ったFW山崎は「感覚はいい。自分の左足の力を信じてどんどん(シュートを)打ち、3連勝に貢献する」と意気込む。
1年でのJ1復帰が目標の山形は7勝10分け14敗の勝ち点31。第3節で徳島と対戦し2-2で引き分けた後、4連敗で最下位に転落した。第8節以降はシステム変更が奏功。3連勝などで一時、10位まで上がり前半戦を折り返した。だが不安定な試合運びから第22節以降、勝ち星に恵まれず、J1復帰は厳しくなっている。
とはいえ、前回の戦いで2得点を挙げたFWディエゴや負傷離脱から復帰したFW大黒ら得点力の高い選手がそろう。徳島としては前からの圧力で山形の前線をつぶすとともに、裏を取られないライン管理で失点を防ぎたい。DF藤原は「前線を崩すチャレンジとカバーが大事になる。いい距離感を保ち戦う」と必勝を期した。