徳島県出身の堤雪菜さんが所属するアイドルグループ「A応P」の3回目となる全国ツアー「ANIMETIC PLAYLIST えーおうぴーの こうげき!」の岡山公演が12月23日、岡山市の岡山イマージュで開かれた。3月に昇格した堤さんら新メンバー6人全員が全ての公演に出演する初のツアーもいよいよセミファイナル。結束力を強めた8人が全力のパフォーマンスを見せ、1月13日に東京・品川ステラボールで開かれるファイナルに向けた機運を盛り上げた。

 「えーおうぴーの こうげき!」というタイトル通り、今ツアーでは毎公演、メンバーが話し合って曲目を変更しながら、グループの魅力が伝わる〝攻撃的〟パフォーマンスを披露してきた。

 オーバーチュアに合わせてステージに登場したメンバーがフォーメーションにつくと、巴奎依(ともえ・けい)さんが「ぶっ放せーっ」と気合のこもった掛け声を上げて1曲目の「MISSION→」に突入。「ハイ、ハイ」というメンバーとファンの応酬で会場の熱気は一気にヒートアップした。

写真を拡大  広瀬ゆうきさん

 今年発売された「恋のガンマン」「愛がなくちゃ戦えない」から自己紹介を挟んで、ライブ定番の「二次元ポケット」「カミサマと金魚」など4曲を披露するとA応Pワールド全開に。開催地の岡山を意識して春咲暖さんらが「鬼ヶ島!」「鬼退治!」といったあおりや桃太郎の寸劇風の振り付けでも盛り上げた。

写真を拡大  春咲暖さん

 今ツアー恒例の、メンバーを80年代テレビゲーム風のドット絵にしたアニメ上映では、鬼ヶ島にのみ込まれた堤さんを、メンバーがツアーで訪れた5都市で入手した東京タワーや通天閣などのアイテムを突き刺して「黒ひげ危機一髪」の要領で救出するというシュールなストーリーが展開された。

写真を拡大  旭優奈さん

 「Stay Gold」「青春セッション PARADISE」「SMILE ON YOU」「COSMIC MAGIC STARS」というグループ初期の4曲をパフォーマンスした後のトークでは、広瀬ゆうきさんが「昔からやっている曲をみんなで復活させられてうれしい」と喜びを語った。

写真を拡大  星希成奏さん

 「Stay Gold」は先輩メンバーの広瀬さんも巴さんも今回が数年ぶりの披露となったが、以前からこの曲をパフォーマンスしたいと言っていた小嶋凛さんは最初の振り入れの段階から踊れていたそうで、広瀬さんが「昔からいた?と思った」というエピソードを披露して会場の笑いを誘った。

写真を拡大  巴奎依さん

 この後は一転して、「恋に咲く謎、はらはらと」と最新曲の「ファイティング・ラッシュアワー」「七転八倒返り咲き」という今年リリースした3曲を、各メンバーの個性を生かした歌唱や息の合ったダンスを交えてパフォーマンス。A応Pの歴史と進化を凝縮する構成で本編パートを締めくくった。

写真を拡大  堤雪菜さん

 アンコールは「未来へつなげ」からスタート。続くトークでここまでのツアーを振り返る中で、堤さんが「毎公演のセットリストを考えるのがすごく楽しい」と話したのをきっかけに、メンバーが顔を合わせる時間がないときに行っているというLINEのグループ通話機能を使った会議の話題に。

写真を拡大  小嶋凛さん

 星希成奏(せえな)さんと旭優奈さんは、先輩に対して「最初はLINE交換していいの?とか、(友達)追加していいの?と(新メンバー同士で)話していた」と、緊張していた思い出を明かし、対等に話し合える現状について星希さんは「グループとしても強くなったのかな」と感慨深げだった。

写真を拡大  工藤ひなきさん

 また、巴さんが、LINE会議の際に工藤ひなきさんが「私は今日11時半には遅くとも寝なくてはいけません」と話していたというエピソードを、本人そっくりの話し方で披露すると、工藤さんは手で口元を押さえて照れていたものの、客席からは「かわいい~」という大きな声援が送られた。

 最後は堤さんの「最終ステージへの道を、この手で掴(つか)め」という決めぜりふとともに、歌詞が「この手で掴め」から始まる「Another World」を披露。この日一番の気迫がこもった一糸乱れぬパフォーマンスに、客席のファンもあらん限りの声援を送って共に完全燃焼した。

 公演を重ねるごとに新旧メンバーの一体感が高まり、歌やダンス、トークでは個々の個性がこれまで以上に発揮されて、グループとしての「攻撃力」が着実にレベルアップしていることを証明している今回のツアー。集大成となるファイナルでさらに進化したパフォーマンスを見せ、2019年の大ブレイクに向けて弾みをつけられるかどうかが注目を集めそうだ。(R)