山口戦での勝利を目指して練習に取り組む徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 J2で12位の徳島ヴォルティスは16日午後5時から、山口市の維新百年記念公園陸上競技場で11位の山口と戦う。前節でJ1自動昇格の可能性が消え、プレーオフ進出に望みを託す徳島は残り7試合。6位との勝ち点差は12あり、極めて厳しい状況の中、とにかく勝ち点3を奪って天命を待つしかない。

 徳島は12勝8分け15敗の勝ち点44。前節の讃岐戦ではフィニッシュの精度を欠いて、今季2度目のスコアレスドローに終わった。3位のC大阪との勝ち点差は22に拡大し、3位の可能性も消滅。上位チームが残り試合で一定の勝ち星を挙げれば、6位に滑り込むこともできず、徳島は勝利を挙げたとしても「他力本願」の状況が続く。

 讃岐戦でサイド攻撃を封じられ、無得点に終わった攻撃陣は、今週の練習では中からの崩しを精力的に試み、突破のバリエーションを増やそうと懸命だった。MF広瀬は「コミュニケーションを図ることで、相手の動きに対応できる」と修正への手応えを口にする。

 山口は12勝9分け14敗の勝ち点45。前半戦終了時点で8位と健闘した。しかし、後半戦は対戦相手に研究されて勢いを失った。現在8戦連続で勝ち星がなく、3連敗中と元気がない。

 1試合平均の1・49失点はリーグワースト3位とはいえ、的確なパスを素早く前につなぐ攻撃は脅威だ。1試合平均得点はリーグ6位の1・31点で、徳島の1・00点を上回っている。

 徳島は山口の攻撃を前からの圧力でつぶし、素早い切り替えから守りを崩せるか。DF藤原は「後ろのスペースはしっかりとケアする。その上で相手の背後を突くパスを繰り出す」と、無失点での勝利へ意気込んだ。