サンボのワールドカップ準々決勝で惜敗した田北さん(右)=3月、モスクワ(田北さん提供)

 ロシア発祥の格闘技「サンボ」の世界選手権(11月10~14日、ブルガリア)に、藍住町出身の田北健太郎さん(21)=法政大3年、川崎市=が出場する。日本代表に選ばれたのはロシアで3月に開かれたワールドカップ(W杯)に続き2度目。田北さんは「今度こそメダルを取りたい」と、準々決勝で惜敗したW杯の雪辱を期している。

 サンボは柔道とレスリングを融合させたような格闘技。専用の道着「サンボジャケット」を着て技を掛け合い、ポイントを競う。足への関節技とタックルが認められ、絞め技は禁止されている点が柔道と異なる。

 世界選手権は約80カ国が参加し、男女各9階級で争う。田北さんは90キロ級に出場する。

 子どもの頃から柔道に打ち込んできた田北さんは徳島商高3年だった2013年に全国高校総体5位、法政大進学後の14年に全日本ジュニア体重別選手権5位に入るなど活躍。今年1月、柔道に生かそうとサンボを始めるとすぐ頭角を現し、2月の全日本選手権で2位入賞。3月のW杯に日本代表として出場した。

 田北さんは「今でもW杯で負けた悔しさが残っている。入念に準備して世界選手権に臨みたい」と、得意技の払い腰に磨きを掛けている。

 日本サンボ連盟によると、国内の競技者は約千人。田北さんのように柔道選手やレスリング選手が練習の一環で取り組むケースも多く、14年に東京で世界選手権が行われたこともあって注目されている。