全日本実業団女子駅伝予選会に向け、練習に励む伊藤(右)ら大塚製薬陸上部員=鳴門市撫養町

 第36回全日本実業団対抗女子駅伝の予選会が23日、福岡県宗像市の宗像ユリックスを発着点とする6区間(42・195キロ)で行われる。参加28チームのうち、本大会の出場権を獲得できるのは14チーム。昨年17位で落選し、辛酸をなめた大塚製薬は本大会出場を至上命題とし、前半重視のオーダーで巻き返しを図る。

 大塚製薬は昨年、序盤から低迷し、外国人選手の出場が認められた4区で先頭集団から引き離された。今年は昨年よりも出場が4チーム多い。全国切符をめぐる争いはさらに熾烈(しれつ)になるが、女子陸上部の河野匡監督は「同じ轍(てつ)は踏まない」と表情を引き締め、予選通過の目安とされる2時間19分前後でのゴールを目標に掲げる。

 ポイントになるのがレース前半。3区終了時点で10位内をキープし、後半につなげられるか。1区に起用されるのは新人の福良。今春の入部後、着実にレベルアップし、3000メートルで自己新を出すなど好調を維持している。初の実業団駅伝出場に緊張を隠せないが「集団に合わせて粘り強く走り、いい流れをつくりたい」と意気込む。

 2区の川内は9月の全日本実業団選手権の1500メートルで自己記録を更新するなど、仕上がりは上々。5月の関西実業団選手権の800メートルを制し、スピードに磨きがかかっている。

 各チームがエース格を投入する3区は4年連続で伊藤が担う。マラソンで46位に終わったリオデジャネイロ五輪から2カ月余り。練習メニューを着実にこなし「調子が上がってきた」と手応えを口にする。1キロを3分15秒程度で刻み、「貯金」をつくれるか。

 下りの4区はスピードがある和田、最長で起伏の激しい5区は安定した走りが持ち味の岡田がそれぞれ務める。最終6区はホクレン中長距離チャレンジ大会の3000メートルで2位に入った井上。持ち前の勝負強さを発揮し、順位アップを狙う。

 11月27日の全日本女子実業団対抗駅伝には予選の14位内と、昨年入賞の8チームを合わせた22チームが出場。宮城県の松島町から仙台市陸上競技場までの42・195キロで行われる。