ラグビーの第96回全国高校大会(12月27日~来年1月7日・東大阪市花園ラグビー場)の出場権を懸けた徳島大会が30日、鳴門球技場で開幕する。7年ぶり出場の鳴門を加え昨年より1校多い10校が延べ4日間、熱戦を繰り広げる。決勝は11月19日に徳島市球技場で行われる。戦力で他校を上回るつるぎがリードし、城北と城東が追う展開となりそうだ。
県高校選手権、県春季大会、県総体を制した第1シードのつるぎは、選手層が厚く優勝候補の筆頭に挙げられる。試合運びの巧みな主将の齊藤が中心。FW陣は久原、柴田、BK陣は齊藤、遠藤が核となり、スクラムなどセットプレーの多い展開から圧力をかければ、2連覇が見えてくる。
第2シードの城北は、機動力のある主将の田村が軸。パスがうまい瀧口、守備の要の森が攻守で活躍すれば決勝への道は開ける。FWの組織力を生かし、つるぎに決勝で敗れた県総体の雪辱を果たせるか。
城北と共につるぎを追うのは城東。得点力が持ち味で、主将の大山をはじめ、俊足の酒井、赤澤ら戦力が整っている。
脇町は主将の吉本の推進力、守りの堅い妹尾が要。徳島市立は175センチ以上の選手を5人そろえたFW陣がどれだけ前に出られるか。
30日に1回戦2試合、11月6日に2回戦4試合がある。準決勝は13日で、決勝は19日午後2時5分から行われる。