明治安田J2第38節最終日は30日、各地で10試合が行われた。徳島ヴォルティスは、金沢市の石川県西部緑地公園陸上競技場で金沢と0-0で引き分けた結果、来季J1に昇格する可能性が消滅した。徳島の通算成績は13勝9分け16敗の勝ち点48で、順位は10位に上がった。試合終了後、6位京都が2-0で岡山を下し、勝ち点を63に伸ばした。徳島は残り4試合を全勝しても京都の勝ち点を上回ることができなくなり、プレーオフ(PO)には進出できない7位以下が確定した。次節の徳島は11月3日午後1時から水戸市のケーズデンキスタジアム水戸で14位の水戸と戦う。
[評]徳島は金沢の固い守りを崩せず、無得点のまま引き分けた。前半はサイドからのクロス攻撃で相手ゴール前に攻め込み、シュートを7本放ったが、精度を欠いて0-0で折り返した。運動量が低下した後半、相手に押し込まれる時間帯が多くなった。守りは2戦連続で無失点に抑えたものの、後半ロスタイムの2連続CKも得点できず、今季3度目のスコアレスドローに終わった。