大石洋史

 剣道日本一を決める第64回全日本選手権は3日、東京・日本武道館で64人によるトーナメントで争われ、徳島県の大石洋史(徳島文理中・高教)がベスト8に入った。県勢の8強入りは1985年に準優勝した近藤亘(県連盟)以来31年ぶり。

 ◎県勢31年ぶりの快挙

 徳島に帰郷したばかりの剣士が31年ぶりの吉報をもたらした。8強入りした大石は「何とか8強までは進みたいと思っていたので、実現できてよかった」と声を弾ませた。

 185センチの長身を生かしたメンが得意技。初戦は新潟の選手と戦い、延長戦で相手の突きをかわしてメンで仕留めた。勢いに乗って2、3回戦も勝ち進んだが、準々決勝で、優勝した勝見に惜敗した。

 阿南市生まれ。大体大を卒業後、2011年に国体が開かれることになっていた山口へ。高校の教員をしながら国体などで活躍し、昨年の和歌山国体では団体2回戦で徳島県チームとも対戦した。今春から徳島文理中の剣道部を指導しており、自身も研さんを続けている。

 8月に沖縄で開かれた全国教職員大会の義務教育の部でも優勝。徳島県の中心選手として周囲の期待が大きく、「一層練習して、今後の大会でも勝ちたい」と意欲を示した。