仙谷氏から譲り受けた資料を整理するセンター関係者=徳島市昭和町3

 とくしま社会運動資料センター(徳島市昭和町3)は、10月に死去した元官房長官の仙谷由人氏が所有していた資料の整理を進めている。生前、仙谷氏が「私の人生を今後の社会運動に役立ててほしい」と、弁護士、政治家として活動した約40年間分の書類などをセンター関係者に託していた。センターでは仙谷氏の足跡をたどる企画展の開催を検討している。

 資料は、1971年に弁護士活動を始めてから2012年12月の衆院選で落選するまでの間、仙谷氏が東京の衆院議員会館などで保管していた書類や書籍、DVDなどで、段ボール100箱以上に上る。仙谷氏が議員会館を引き上げた際に、主な資料を徳島県内の自宅や個人事務所など数カ所に移していた。

 センター関係者が今年11月下旬から資料を順次、センターに移して整理作業を始めた。90年に社会党で初当選した後、党内で立ち上げた「ニューウエーブの会」や96年の民主党結党時の内部書類、国会で質問した際の議事録、国内外の要人と会談した写真、面会記録などが出てきている。弁護士時代に力を入れていた労働・人権問題の裁判資料もある。

 仙谷氏は今年に入り、長年にわたり労働争議などで連携してきた久積育郎センター長(71)らに資料の活用を提案していた。久積センター長は「彼の遺志を胸に、常に時代を先取りしてきた活動を次の世代に伝えていきたい」と話している。

 センターでは企画展開催を見据え、仙谷氏に関する資料の提供を呼び掛けている。問い合わせは事務局<電088(602)0532>。