徳島県庁

 徳島県は29日、徳島市の30代の会社員男性がはしか(麻疹)に感染したと発表した。県内での感染確認は2015年以来3年ぶり。

 県感染症・疾病対策室によると、男性は25日に発熱。29日に39度の高熱や全身に発疹の症状が出たため、県内の病院を受診し、調査機関の検体検査で発症が確認された。現在、病院に入院している。家族ら周囲への感染は確認されていない。

 男性は12月上旬に東京都で4日間、中旬に大阪市で2日間滞在していた。

 はしかは感染すると、10~12日後に発熱や発疹のほか、せきやくしゃみ、目の充血などの症状が出る。感染力が非常に強く、くしゃみなどの飛沫だけでなく空気感染もする。

 国内では15年以降、毎年感染数が増えており、18年は12月16日時点で272件報告されている。