アシアカエビをパックに詰める参加者=小松島市南小松島町の小松島漁協

大物のブリを品定めする買い物客=美波町西の地

 年末の押し迫った30日、小松島市と美波町で新鮮な海産物の販売があり、年末年始の食材を買い求める人でにぎわった。

 ●小松島市

 「こまつしまみなと海鮮朝市」の年末祭が同市南小松島町の小松島漁協であった。

 名物イベント「アシアカエビの詰め放題」には、開始前の午前6時ごろから約100人が行列をつくった。体長15センチ前後のアシアカエビ約60キロが用意され、親子連れらがビニールパックいっぱいに詰め込んでいた。

 ハマチ、ブリ、アオリイカなども市価より安く提供され、買い物客は熱心に品定めしていた。

 初めて詰め放題に参加した地道千嘉さん(40)=同市金磯町=は「年末年始に帰ってくる家族にエビフライを作りたい」。家族と行列に並んでいた今津小4年の宮原楓花さん(10)は「年越しの準備はばっちり」と笑顔だった。

 ●美波町 

 年末恒例の「ブリの市」(町商工会主催)が同町西の地の町役場由岐支所前グラウンドで開かれた。

 地元の水産加工業者らがブリやカンパチ、アオリイカなどを市価の2~3割引きで販売。鳥取県境港市から仕入れた8~10キロのブリが売り出されたブースには行列ができ、業者が注文に応じてさばいていた。

 先着70人にブリ大根が振る舞われたほか、イセエビの天ぷら入りそばも販売され、家族連れの人気を集めた。

 町内に帰省中だった馬淵宜子さん(65)=京都市、通訳業=は「購入したブリを刺し身にして、正月に家族で味わいたい」と話した。