8年ぶりに3位となった前回の順位キープが最大の目標だ。躍進の原動力となったのは、部門別でそれぞれ1位となった中学生と女子。今回も層が厚く、高校生区間などの穴埋めができれば、さらなる順位アップが期待できる。
中学生は生田、小林と、男女の3000メートルの県ランキング1位を擁する。生田の自己ベストは8分38秒93。小林は9月に愛媛であった記録会で9分35秒90の県中学記録を樹立した。
女子の福良(マネジャー兼任)は大塚製薬に入って1年目。10月の全日本実業団女子駅伝予選会で不本意だったが、四国駅伝では復調した。
一般は安定感のある選手がそろう。エースの國行は11月の全日本大学駅伝6区で区間2位の力走を見せた。箱根駅伝出場のため、出走が限定的になる可能性があるが、長丁場に投入できれば一気に貯金が稼げそうだ。関西実業団対抗駅伝に出場した山崎、吉田、結城、稲岡の日亜化学勢は粘り強い。高校生は県高校駅伝3位の小松島西勢が引っ張る。
流れを引き寄せるため、3日間ともスタート区間に有力選手を置く考え。森監督は「普段以上の力を出すためにも、常に上位でたすきをつなぐようにしたい」と話す。