前回は2年連続で最優秀競技者賞(MVP)に輝いた大西ら一般勢と高校生の活躍で、20年ぶりの準優勝を果たした。安定感のある一般、高校生で、経験の浅い選手の多い中学生区間や層の薄い女子区間を補い、2年連続のメダルを狙う。
エースの大西は今年も主要区間を走る。前半から攻める積極的なレース運びで他郡市のエースを抑え、3年連続のMVPを目指す。
このほか、福島太主将は、四国駅伝で3区を好走して区間賞を獲得するなど好調を維持している。森下は5000メートル14分台の力を持つ。中原、今川は粘り強い。全国高専大会の800メートルと1500メートルで2冠に輝いた大平祐はスピードがある。
高校生は高田、丸山、大平晃、本田ら県高校駅伝2位の徳島科技勢が中心で、一般区間での活躍も期待できる。中学生は8選手中6選手が初出場だが、ジュニアオリンピックに出場した折上らが着実に力をつけている。
劣勢が予想されている女子は、県高校駅伝1区4位の荒川(コーチ兼任)が軸。経験のある杉谷萌、3000メートル10分台の濱、女子県中学駅伝で5区3位の松下の走りで、前回の部門総合10位からの順位アップを見据える。