2桁の順位が定位置で前回は14位だった。例年以上に中高生の戦力が充実している今回は初の10位内を狙う。
中学生は女子の瀬尾、男子の栗尾が引っ張る。3000メートルで県中学ランキング2位の瀬尾は、12月に入り、10分15秒15の自己新をマークするなど調子を上げている。栗尾は11月に行われた県中学駅伝の5区で区間賞に輝いた。
他にも有望選手が数多く、男子の福井は勝負強さが光る。女子の西渕は高い身体能力を生かした、ばねのある走りが身上でともに活躍が期待される。
高校生は四国新人陸上の3000メートル障害で5位に入った浅野、サッカー部員ながら、長距離の練習に励む石田が中心となりそう。故障していた虎谷が徐々に調子を上げてきたのは明るい材料だ。野口監督は中高生に対して「勢いのある選手が多い。我慢強く、1秒1秒を大切に走ってほしい」と期待を寄せる。
一般勢は出場26回の深見と、大木が柱。ベテランらしい巧みなレース展開で長丁場を乗り切り、チームに弾みをつけたい。練習量が豊富な妹尾大も楽しみだ。大学生は徳島市出身の栗林が新加入。「第二の古里」のために、5000メートル15分台の実力を発揮しそうだ。