駅伝の第24回全国中学校大会は18日、滋賀県希望が丘文化公園スポーツゾーン特設コース(男子=6区間18キロ、女子=5区間12キロ)で開かれる。男女とも47都道府県の代表48校(開催地は2校)が参加し、徳島県からは男子・石井、女子・羽ノ浦がエントリー。いずれも初出場で、石井は昨年14位だった美馬よりも上の順位を狙い、羽ノ浦は25位内を目標に掲げる。女子は午前11時、男子は午後0時15分にスタートする。
◎石井(男子)選手層の厚さ強み
絶対的なエースはいないものの、3000メートルは全員9分台で、選手層の厚さが強み。トップ選手が集結する序盤は苦しい展開を強いられそうだが、本来の力を出し切れば中盤以降での順位アップが期待できる。
1区に起用されるのは3000メートルが9分5秒60の河野。我慢強く走って20位台でたすきを渡し、流れを呼び込みたい。
2区はスピードが武器の阿部。3区の田中は12月に入って自己ベストを更新するなど好調が続いている。後半勝負の展開に持ち込むためには安定感のある4区の吉成、スタミナのある5区の廣常の奮起が欠かせない。アンカー山崎の勝負強さにも期待したい。
本番コースは起伏が多い。出場決定後、階段や坂道で練習を積んでおり準備万端だ。
◎羽ノ浦(女子)1区にエース投入
3000メートルの県中学記録保持者の小林がチームを引っ張る。頼みのエースを1区に起用。後続が順位の後退をいかに最小限にとどめるかが、焦点となりそうだ。
小林の調子は上向きで、3位内でたすきを渡すことができれば理想的だ。2区は、レース経験が豊富でスピードのある古山。故障が完治し、12月初旬に3000メートルで自己新を更新するなど調子を上げている。
3区前川と4区の四宮は、我慢強く走って順位を維持したいところ。アンカーは県予選で区間新記録を出した中山。下り坂に強く、起伏のある長距離区間でどこまで粘れるか。
昨年は県予選で1位となりながらコースミスで失格となり、出場できなかった。2年分の思いを込めて走り抜く。