ラフティング世界選手権で吉野川を下る選手たち=17年10月、三好市山城町

 三好市地域おこし協力隊の薄田克彦さん(57)が、ラフティングとウェイクボードの世界選手権が2年連続で開かれた吉野川上流を拠点に、水上スポーツの体験イベント「水辺の運動会(仮称)」を計画している。競技者の裾野を広げるとともに、三好市をスポーツと旅行を組み合わせた「アウトドアスポーツツーリズム」の名所に育てるのが狙いだ。

 水辺の運動会は、小学生以上の初心者を対象に春と秋の年2回開き、初回は5月ごろを予定している。水上スポーツだけでなく、祖谷渓谷など地域の観光スポットも楽しめるよう2日間にわたって実施する。安全面への配慮から、流れの緩い池田ダム湖(池田町イタノ)を会場にする。

ウェイクボード世界選手権で湖面を滑走する選手=18年9月、三好市の池田ダム湖

 ラフティングとウェイクボードに加え、スタンドアップパドルボード(SUP)、カヌー、水上スキーも体験してもらう。地元のウェイクボード愛好者やラフティング関係者らにイベント運営の協力を呼び掛ける。

 ウェイクボード体験は、モーターボートにけん引されながら水面を滑走する。ラフティング体験は、ゲートくぐりや2艇での短距離走などを想定している。

 会場では、世界選手権が開催された経緯などを写真パネルで紹介する。地元チームのザ・リバーフェイス(ラフティング)や、イケダコイレブン(ウェイクボード)にも参加を求める。

 薄田さんは「『水上スポーツを楽しむなら三好市』と呼ばれるように全力で取り組みたい」と意気込む。参加申し込みの方法や人数などは4月までに決める方針。

 薄田さんは千葉県船橋市から、2017年4月に協力隊に着任。水上スポーツを通じた地域振興に取り組んでいる。

 三好市の吉野川では17年にラフティング、18年にはウェイクボードの世界選手権が日本で初めて開かれた。国内外で知名度が高まったことから、今後は観光客や交流人口の増加を目指す。