一般に実力者を迎え、中学生ら若い力も充実。坂東監督は「13位だった昨年に比べ、戦力は格段にアップしている。長距離を任せられる選手がそろった」と自信をのぞかせ、3年ぶりの10位内を目指す。
長距離区間を預かる一般勢は、箱根駅伝予選会で活躍した丸岡が今季、急成長を遂げた。転勤で来県し新たに加入した西垣はフルマラソンの経験が豊富で頼もしい。
高校生の男子は25日に都大路を走るつるぎ勢が柱。練習をしっかり積み、調子を上げている松浦蓮と山下大は、ともに秋以降自己ベストを更新した。3000メートル9分17秒のタイムを持つスピードランナーの田岡も、重要区間での起用を待つ。
中学生は、11月の全国大会県予選で3位入賞した男子の半田勢が中心。ロードに強い橘、スピードのある矢野、堅実な走りが身上の北原らが中学区間の上位を狙う。
女子では大塚製薬陸上部から岡田が参戦。10月の全日本実業団女子駅伝予選会で最長の5区を任されるなど、調子は上々だ。高校生では全国駅伝県予選の3区で区間2位と健闘した女子の佐藤も、持ち前の粘り強さを発揮する。松浦菜、山下こ、川原の中学勢も力走が期待される。