13回にわたり指揮を執った丹生監督が勇退。坂口新監督は前監督が果たせなかった2000年以来の8位入賞を目標に掲げ、合同練習に励む選手を鼓舞している。
一般勢は小松島西高OBで全国高校駅伝や都道府県対抗駅伝に出場経験がある平井、社会人1年目の下藪に加え、5000メートル15分台の井本や湯浅らが主軸になる。地元那賀署から2人の新顔も参戦し、従来手薄だったつなぎ区間で粘り強い走りを見せそうだ。
前回、部門別で最下位から12位へ順位を上げた中学勢は、3日の県中長距離記録会の3000メートルで9分6秒台をマークしたエース大江の調子がいい。1500メートルでも県ランキングの上位に名を連ね、フル回転しそうだ。岩佐や新居、竹内も10分台前半の力がある。
高校勢は助っ人の西尾や蔭山らに期待したい。部活の走り込みで走力は十分。陸上部の東浦も3000メートル9分台前半のタイムを持つ。
女子は鳴門高で鍛えている船田に安定感がある。中学生の吉田も練習で男子に交じってペース走をこなすなど意気盛んだ。坂口監督は「新戦力に伸び伸びと走ってもらい、地元那賀コースの地の利を生かして結果を出したい」と意気込んでいる。