米津さんが歌ったシスティ-ナ・ホール=徳島県鳴門市の大塚国際美術館

 徳島県出身のシンガー・ソングライター米津玄師さん(27)が昨年末のNHK紅白歌合戦に出演した際、生中継の舞台となった徳島県鳴門市の大塚国際美術館が注目を集めている。放送を見て足を運ぶ来館者の姿が目立ち、熱心なファンの間で「聖地」となりつつある。

 ファンのお目当ては米津さんがテレビ初歌唱を披露したシスティーナ・ホール。岡山県瀬戸内市の小学校教員の女性(28)は、中継で映ったミケランジェロ「最後の審判」の陶板壁画を前に「想像よりはるかに広く、荘厳さを感じる」と雰囲気に浸っていた。

 「米津さんの世界観にぴったり」と話すのは、愛媛県の中学3年男子(15)。米津さんが亡き祖父への思いを込めて作り、紅白で歌ったヒット曲「Lemon」のイメージと重ねて鑑賞していた。

 大阪府から母親の出身地・藍住町に帰省中の小学5年女子(11)は、米津さんの曲を車内で聴きながら来館し「同じ場所に立ててうれしい」と満足した様子。

 インターネットの会員制交流サイト(SNS)でも「米津さんが圧巻のパフォーマンスを行った場所に来ました」「余韻を味わいます」などと、「聖地巡礼」するファンらの投稿が相次いでいる。

 美術館は6日まで開館し、7~11日は休館する。

 12月31日夜、美術館正面には出演を終えた米津さんを一目見ようと、ファン約100人が列を作った。