プロ資格を得て来シーズンへ気持ちをはやらせる柳本さん=徳島市内

 徳島のサーフィン界にまた一人、楽しみな選手が現れた。徳島科学技術高定時制1年の柳本聖真さん(徳島市南末広町)が、15歳8カ月という若さでロングボードの公認プロ資格トライアルに合格。来季のプロデビューに向け、「新人王を狙えるぐらい活躍したい」と日々練習を重ねている。

 トライアルは、千葉県いすみ市の太東海岸で行われた日本プロサーフィン連盟主催のツアー第3戦に行われた。予選2ラウンドをグループ(4人)1位で突破した柳本さんは、勢いに乗って準々決勝手前のラウンド5(ベスト32)に進出。ラウンド4以上という資格獲得条件をクリアした。

 波打ち際で水を掛けられるなど仲間から祝福を受けた柳本さん。「大技を狙っていたがうまくいかず、苦しかった分うれしい。まだ実感はないです」と喜びを口にした。

 サーフィンを楽しむ両親に連れられ、兄の淳真さん(17)=阿南工高3年=と一緒に小さい時期から海に通った。本格的にショートボードに乗りだしたのは福島小4年のころで、中学生になると徳島市近辺の小さい波でも楽しめるロングボードに転向。母英津子さん(43)が運転するワゴン車にボードを積んで各地の大会を転戦するうち、プロを志すようになった。

 166センチ、53キロときゃしゃだが、波に応じて的確にターンを組み合わせるのが持ち味。「元々ショートをしていたのでボードを動かすのは得意。技のコンビネーションが武器です」と、日焼けした顔をほころばせる。

 シーズン半ばの合格だったため、連盟へのプロ登録は来季に先延ばしした。ツアー戦を初戦から勝っていけば、年間新人王に輝くチャンスもある。「今年はプロへの準備期間。もっとスキルアップして、デビュー直後から勝てる選手になりたい」と意欲をかき立てている。