えびす人形で福を授ける中内会長(右端)=三好市三野町

 無病息災や家内安全を祈る正月の門付け芸「三番叟まわし」の保存継承に取り組む阿波木偶箱まわし保存会(徳島市)は、今年も新春恒例の県内巡業を始めた。3月までに、14市町の約千カ所を回る。

 保存会の中内正子会長(51)=徳島市国府町芝原=と南公代副会長(53)=同=が元日から巡業。2日には三好市や美馬市などの44戸を回った。

 訪問先の玄関では南副会長が鼓を打ち、中内会長が口上を述べながら三番叟を披露。「多くの福が舞い込みますように」と、えびす人形で住民の頭や手をなでて、新年の訪れを祝った。

 10年以上、保存会の訪問を受けている野町孝英さん(53)=三好市三野町加茂野宮、小学校教諭=は「生まれて2カ月の孫と一緒に福をいただいた。最高の一年になりそうだ」と喜んでいた。