徳島ヴォルティスは来年4月、U-12(12歳以下)のジュニアチームを新設する。中学世代のU-13、14、15(ジュニアユース)、高校世代のU-18(ユース)と合わせて最長10年間の一貫指導体制を整え、将来トップチームで活躍できる選手の育成を目指す。小学2年生を対象に9月に1期生の選考会を開く。
 
 ジュニアチームの人数は12人程度で、小学3~6年の4年間の育成を目指している。毎週火、木曜日に徳島市内の大塚製薬工場グラウンドで練習し、土、日曜日は公式戦や練習試合や遠征に参加する。指導はジュニアユースやユースのコーチ陣が担当する見込み。
 
 徳島ヴォルティスはかつて小学生チームを組織していたが、2009年に解散した。現在は県内各地で週1回、普及に向けたサッカー教室を開催。教室の上達者でつくるスーパークラス(5、6年生)、スペシャルクラス(4~6年生)があるが、公式戦などに参加できるチームとしては組織していない。
 
 ジュニアチームの再編成について、育成部門の東泰ダイレクターは「なるべく早い段階から、基本的な技術の習得だけでなく、戦術や選手としての振る舞いをしっかり学ぶことが大切と考えた」と話している。
 
 1次選考会は9月30日午後5時から徳島スポーツビレッジで行う。2次選考会は10月21日。公式ホームページから申込用紙をダウンロードできる。締め切りは9月22日。問い合わせはセレクション係<電088(672)7252>。