石川監督(右端)の指導の下、新調したユニホームを着て練習に励む生光学園中のラグビー部員=吉野川北岸グラウンド

 徳島市の生光学園中に、ラグビー部が23年ぶりに復活した。県内中学校のラグビー部は、4月に誕生した富田中に続き2校目。部員は未経験者ばかりの4人と少ないが、選手たちは「富田中と練習試合ができるようにうまくなって、仲間も集めたい」と意気込んでいる。

 2年生3人、1年生1人で7月に本格的に練習を始めた。パスの練習を中心に週5日、学校や吉野川北岸のグラウンドで汗を流している。

 最初に部員募集に応じた1年の小林勇大主将(13)は、小学校の6年間続けた陸上の短距離から転向した。「日本代表のかっこいい姿に憧れて始めようと思った」と入部の理由を話す。

 監督を務めるのは、生光学園高ラグビー部を休部前の2013年まで約10年間率いた石川克也教諭(51)。「楽しさを知ってもらうことが先決。高校卒業後も続けられるようにじっくり指導したい」と将来を見据えたチームづくりを目指す。

 生光学園中ラグビー部は1989年に創部され、94年まで活動した。92年には徳島ラグビースクールの選手と県選抜チームを結成し、関西中学生大会(東大阪市花園ラグビー場)で新設された12人制の部で初代王者になった。翌年も準優勝に輝いた実績がある。

 当時、同校と徳島ラグビースクールの監督を兼務していた生光学園中の左近隆義副校長(55)が、石川監督と共に部復活に動いた。2019年のW杯日本大会を前に機運を盛り上げ、底辺を広げたいとの思いがあった。

 左近副校長は「中学生になっても続けられる受け皿づくりを進め、ラグビーに関心を持つ子どもを増やしたい」と力を込めた。