J2で4位の徳島ヴォルティスは2日午後6時から、長野県松本市の松本平広域公園総合球技場で松本山雅と対戦する。累積警告で攻守の要となる岩尾主将を欠く徳島はベンチメンバーも含めた総力戦で勝利を目指す。

 松本は8位。最近の3試合は負けなしと、徐々に調子を取り戻しつつある。4月のホーム戦では松本の積極的なプレスと運動量の前に、徳島は0―2で完敗した。セットプレーが得意で、フィジカル面も強い。ロドリゲス監督は「最後まで昇格争いを続けるチーム」と警戒する。

 徳島は前節、山形と引き分け。今季、全30試合でフル出場している岩尾主将が4枚目のイエローカードを受けて、松本戦には出場できなくなった。

 高いレベルの選手がそろっており、岩尾主将は「自分がいないからといって何も変わらない」と戦力が維持できることを強調するが、代わりに出場する選手の動きはポイントの一つ。中盤でいかにボールを保持するかが鍵となるだろう。

 前回の対戦ではしっかりとボールをつなぐことができず、ロングパスに頼って結果的にボールを失うことが多かった。相手のプレスを恐れずにボールを回し、FW渡ら最前線につなぐことが大切だ。