どこ吹く風ではいられない年の始まりである。グーグル、アマゾン、フェイスブックと共に「GAFA」の一角をなすアップルの業績悪化懸念が伝えられ、波乱の大発会となった

 追い風、順風とばかり思っていただけに投資家の不安心理を増幅させたのかもしれない。だが、きのうの東京株式市場は一転して全面高の展開に。日経平均株価は2万円台を回復し、上げ幅は一時700円を超したというから驚く

 上げ下げは常だが、その幅が大きすぎる。風に例えれば、暴風が吹いたり、やんだりといった状況か。亥年相場、これが始まりだとすれば、終わりはさて・・・。先行きへの不安は膨らむが、どんな風が吹こうとも「八風吹けども動ぜず」でいきたいところである

 動ぜずの「動」だけでなく、ダイナミズムの「動」も大事だ。徳島経済を活性化するために求められるキーワードとして、荒木光二郎・徳島経済研究所専務理事はこれを挙げた

 消費税増税や米中貿易摩擦といった懸念材料はあるけれど、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)などの動きが現れ、チャンスが到来しているというのがその理由

 不確実で不安定、不透明と「不」が勝っている年明けである。苦難にあってこそ初めて真価が分かるように、企業も試される年になりそうだ。疾風に勁草を知るである。