「君は風 いしづちを駆け 瀬戸に舞え」をスローガンに第72回「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」が30日、開幕する。総合開会式は松山市の愛媛県総合運動公園陸上競技場で行われ、10月10日までの11日間、36競技(特別競技の高校野球を含む)で熱戦が繰り広げられる。四国開催は2002年の高知国体以来15年ぶり。徳島県勢は、3年連続で46位と低迷している天皇杯(男女総合)、皇后杯(女子総合)の順位上昇を目指す。
徳島県選手団(団長・飯泉嘉門県体協会長、444人)のうち、選手335人(男子190人、女子145人)が31競技に出場する。予選となる四国ブロック大会が愛媛を除く3県で争われたことから、選手は昨年より80人増えた。四国ブロックの突破率は11・6ポイント増の26・6%。選手団は今大会を順位アップの好機とみて30位台を目標にしている。
会期前競技で県勢は、カヌー・スラロームの谷口和也(東京・青梅総合高教)が2冠を達成。ビーチバレーの美濃智博(宮井小教)・川真田裕斗(大塚製薬)組が5位入賞を果たし、好スタートを切った。本大会でも個人競技で入賞ラッシュが期待される。
ライフル射撃は、国体2連覇に挑む少年男子エアライフルの清水彰人(東京・王子総合高、大麻中出)ら全国大会で上位を占める有望選手がそろう。馬術も夫婦で優勝経験のある成年男子の片山篤、成年女子の片山志保(以上徳島乗馬倶楽部)が頂点を目指す。
重量挙げは8月の全国高校総体で総合2位に輝いた少年男子の船城優輝(徳島科技高)が有力。レスリングの成年男子グレコローマンスタイル130キロの曽我部健(日亜化学)は4大会連続入賞が懸かる。陸上は成年男子110メートル障害の大室秀樹(大塚製薬)が優勝を狙う。
競技得点の高い団体競技も楽しみだ。ボウリングの成年女子は、昨年11月のジャパンオープン選手権の女子個人を制した木村真理(阿波銀行)が引っ張る。ラグビーは成年男子、女子、少年男子で出場権を得た。レベルの高いサッカー少年男子、バレーボール少年女子にも注目したい。
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