徳島海区漁業調整委員会は7日、アワビの資源保護のため採捕禁止サイズを2月から見直すと発表した。現在は県漁業調整規則で殻の長さが9センチ以下のアワビの採捕を禁じているが、メガイアワビとマダカアワビは10センチ以下に規制サイズを引き上げる委員会指示を出した。

 指示に反する大きさのアワビを捕ると、漁業法違反罪で1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金が科される可能性がある。小型で肉厚のクロアワビは高値で取引されており、規制強化による漁業者の生計への影響が大きいため除外した。

 県内のアワビ漁は主に県南で盛んだが、ピークの1987年に229トンだった漁獲量は16年には4分の1に近い61トンにまで落ち込んでいる。海水温上昇に伴う藻場の減少などが原因とされている。

 自主的に10センチ以下の採捕を禁じる漁協が増えていたことから、漁業関係者らでつくる調整委員会が県内全域での規制強化を決めた。

 3年をめどに効果を検証し、将来的には県漁業調整規則の見直しやクロアワビの規制強化も検討する。