喜田さんがオープンした農家民宿「ファンファーム」=小松島市櫛渕町大谷

 徳島市応神町東貞方の移住支援会社経営喜田智彦さん(41)が、空き家になった小松島市櫛渕町大谷の実家で農家民宿を開業した。移住希望者に野菜栽培などの農業体験をしながら「お試し滞在」をしてもらう。市内の空き家解消、移住促進、就農者確保のモデルケースを目指す。
 
 民宿「ファンファーム」は、築10年の木造2階建て延べ100平方メートル。寝室4室のうち2室で宿泊できる。居間や台所、風呂などもある。2015年まで喜田さんが住んでおり、18年10月に民泊施設の許可を取得した。

 近くに家庭菜園の体験ができる畑を確保し、宿泊者に種植えや収穫を行ってもらう。NPO法人とくしま有機農業サポートセンター(小松島市)と連携し、農業体験プログラムを作成。センターから野菜の栽培や販売などのアドバイスを受けられるようにする。

 民宿運営は、18年6月に始まった市の地域づくりを考える活動「こまつしまリビングラボ(KLL)」(徳島大地域創生センター主催)の一環。活動に参加している喜田さんが、移住希望者には就農したい人が多いことに目を付けた。

 喜田さんは「お試し滞在の間に、小松島の良さや農業の面白さを知ってもらい、移住のきっかけにしたい」と話している。

 定員6人。1人1泊3900円、素泊まりのみ。日数制限はない。複数の世帯によるシェアも可。問い合わせは喜田さん<電0885(37)3022>。