J2で7位の徳島ヴォルティスは1日午後1時から、丸亀市のPikaraスタジアムで18位のカマタマーレ讃岐と対戦する。直近の5試合で白星がない徳島が勝利を収め、昇格プレーオフ圏の6位内に再浮上できるか。
讃岐には7月中旬、昨季まで徳島でプレーしたブラジル人DFアレックスが加入。中盤が安定したことで8月の第26節からの5連勝を含め、7戦連続負けなしと波に乗っている。前回の対戦は1-1の引き分け。徳島のロドリゲス監督は「スタイルは当時と違う。しっかりつなぎ、攻めの選択肢が増えた」と警戒する。
徳島は前節の町田戦でFW渡が得点王争いの単独2位に躍り出る2得点を挙げたが、引き分け止まり。特に序盤は攻守両面でエンジンのかかりの遅さが目立った。DF藤原は「試合で勝ててないことが、ミスはできないというプレッシャーになっている」と話す。
打開の鍵は若手や新戦力にありそうだ。町田戦では前半、サイドのMF清原が得点機に絡んだほか、後半から移籍後初出場した19歳の佐々木が果敢なドリブル突破で好機をつくった。対戦相手の研究と対策が進む中で、新鋭の積極的なチャレンジが活路を開く可能性は十分ある。
6試合ぶりの勝利に向け、今週の練習は実戦さながらの激しい内容になった。特にゴール前や1対1の場面は体を張った場面が続き、チームは疲労度も勘案して28日を休養日に変更した。
シーズン20得点の大台が目前に迫る渡は「それよりも勝ち星」とフォア・ザ・チームを強調。佐々木は「もっとチャンスに絡み、勝利に貢献したい」と意気込んでいた。