J2徳島ヴォルティスは14日午後4時から岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場でFC岐阜と対戦する。前節群馬戦で7試合ぶりに勝利した徳島は、昇格プレーオフ圏の6位に再浮上したが、7位東京Vと8位横浜FCも勝ち点57で並び「一息もつけない」(FW渡)状況に変わりはない。攻守両面でしっかり準備し、2連勝したい。

 岐阜とは今季、天皇杯も含め2戦して1分け1敗。豊富な運動量とパスワークを武器に、コンスタントに攻撃を仕掛けてくる岐阜に対し、徳島はボール保持と決定力で上回ることが鍵になる。

 5月のホーム戦はシュート14本と岐阜を上回りながら、守護神ビクトルの好セーブもあって1点止まりだった。攻撃の核として期待されるMF島屋は「サイドを効果的に使ってDF陣を左右に揺さぶったり、ゴール前に人数を掛けたりすることでゴールをこじ開ける」と意気込みを語る。

 今週は守備練習にも一定の時間を割いた。「足りないところ、確認したいところがあった」とロドリゲス監督。ここ数試合は相手の縦パスに対し、クリアするのか次につなぐのか明確でない場面もあり、連係の再確認を図ったようだ。

 群馬戦で頭を強打したFW山﨑の出場は厳しそうだが、フレッシュな顔ぶれが結果を出せばチームもさらに活気づく。