明治神宮大会出場を目指し、練習に励む中部学院大の内海=岐阜県関市の同校グラウンド

 大学野球の日本代表に今夏選出された徳島県松茂町出身の内海大寿(21)=中部学院大4年、徳島商高出=が、11月の明治神宮大会出場を目指して奮闘している。学生野球の集大成として予選突破に全力を傾ける。

 勝負強い打撃とパンチ力、遠投110メートルの強肩が持ち味。主将を務め、4番・中堅手として133人を引っ張る。

 明治神宮大会への道は険しい。中部学院大は秋季岐阜県リーグ(6校)と東海地区秋季選手権で2位以内に入り、さらに東海、愛知、北陸の3地区の上位各2校が争う代表決定戦で優勝する必要がある。

 秋季岐阜県リーグは10日に全日程を終え、中部学院大が10勝1分けで制した。内海は打率4割3分9厘、1本塁打、10打点で最優秀選手賞のほか、打点王、ベストナインのタイトルを獲得。20日開幕の東海地区秋季選手権では、日大国際関係学部(静岡)と初戦を戦う。「ここ一番という場面で打てば勝てる。みんなを神宮に連れて行きたい」と力強い。

 野球を始めて16年。打撃を開花させて7月の日米大学選手権(米国)と8月のユニバーシアード(台湾)では日本代表に選ばれた。しかし、外国人投手特有のくせ球が打てず、11試合出場で4安打2打点に終わった。

 全国大会でプレーしたことがないのも心残りだ。大学1年時の明治神宮大会準々決勝では九回に代打の準備をしたが、あと1人のところで打席に立てなかった。

 徳島商では甲子園に出場した1年夏にベンチ入りができなかった。2年秋の四国地区大会は準決勝で逆転負けを喫し、選抜大会出場をあと一歩で逃した。2、3年夏の徳島大会では上位に進めず「打席で力んでしまい、大事な場面で打てなかった」。国際舞台で活躍できなかった悔しさと、全国大会にチームを導きたいという思いが今季の原動力になっている。

 社会人野球の日本通運に内定した一方で、プロ野球志望届を提出した。「もしプロに行けたら、後輩はいい刺激になるはず」。右の外野手は各球団の補強ポイント。スカウトへの猛アピールも続く。

 内海 大寿(うつみ・たいじゅ)長原小1年で野球を始め、松茂中までは投手。徳島商高では1年秋からレギュラー。内外野に捕手もこなし、主軸を打った。中部学院大3年秋に岐阜県リーグベストナイン、東海地区選手権の優秀選手に輝いた。180センチ、84キロ、右投げ右打ち。