2017年11月の阿南市議選で使用された投票所入場券。市選管は氏名隣の性別欄を削除する

 阿南市選挙管理委員会は9日までに、有権者に送る投票所入場券から性別欄を削除することを決めた。性的少数者(LGBT)に配慮した。早ければ4月の統一地方選の知事選・県議選から無くす。県内では初めての取り組みで、他に徳島、鳴門両市と藍住町が削除する方向で検討している。

 市選管によると、選挙前に有権者に郵送する入場券(縦約7・5センチ、横約10センチ)には氏名や性別、投票所などが記載されている。このうち、氏名の隣に男女の性別を記していた欄を削除する。

 性別欄は、本人確認や男女別の投票者の集計に役立ててきた。全国で性別欄を削除する動きが出ていることを踏まえた。欄は無くすものの、男女別の集計は続ける。

 市選管は「誰もが安心して投票できるよう、できることから始めることにした。投票率向上の一助になれば」としている。

 9日時点の徳島新聞の調べでは、徳島市が4月の統一地方選での削除を目指して検討中。鳴門市はシステム改修に費用がかかることなどから4月は間に合わないとして、7月の参院選を視野に入れている。藍住町は時期は未定としつつ、削除に向けて検討している。