来年度からの民営化も見送られたみかも保育所=東みよし町加茂

 東みよし町は、保育士不足で延期しているみかも保育所(同町加茂)の民営化を、来年度も見送る。事業を引き継ぐ予定だった地元の社会福祉法人「十字会」が、運営に必要な保育士数を確保できなかった。町は民営化の断念も含めて、本年度中に今後の方針を決定する。

 町は年間約1億円の経費削減が見込めるとして民間への移管を計画。2017年3月の公募で決まった十字会に施設を無償譲渡し、18年4月にスタートする予定だった。しかし十字会は、国の基準で必要となる保育士26人のうち17人しか集められず、延期を余儀なくされた。

 十字会はその後も採用活動を続けたものの17人から増えず、18年6月に事業引き継ぎの辞退を申し入れた。他に受け入れ事業者が見当たらないため、町は来年度からの民営化も見送った。

 一方、町内にある4幼稚園の園児のうち希望者は、放課後に4小学校の児童クラブで過ごしている。ただ児童クラブは本来就学児が対象のため、町は民営化後に保育所で勤務している職員を幼稚園に配置して預かる方針だった。これも民営化の見送りで実施できなくなった。

 町福祉課は「事業の移管先を再び公募するか、民営化をやめるか、慎重に協議して結論を出したい」としている。