プロ野球の巨人から育成ドラフト7位で指名された新野高3年の折下光輝(17)が30日、阿南市の同校で担当スカウトから指名のあいさつを受けた。育成方針などを説明され「プロ入りの実感が湧いてきた。一日でも早く支配下登録されるように頑張る」と抱負を語った。
近畿・四国担当の益田明典スカウト部主任が折下や中山寿人監督、山村晃校長と面会。益田スカウトは折下の長打力を評価し、「(右打ちで)センターから右に長打を打つ能力があるので、打率も稼げる。打撃力を最大限に生かしてアピールしてほしい」と期待を込めた。
折下の高校通算本塁打は35本。長打力がある上に俊足で、主将として迎えた今夏はエースで4番を務めた。オフに巨人を自由契約となった村田修一内野手を目標に挙げ、「広角に長打を打てる内野手を目指したい」と意気込んだ。メディカルチェックを経て11月中旬にも仮契約を結ぶ見通し。