
子どもの長所を伸ばすよう呼び掛ける上田副院長=北島町中村の北島中央児童館
小児科医による「出張子育てセミナー」(はぐくみ徳島実行委、徳島新聞社主催)が24日、北島町中村の北島中央児童館であり、親子連れ約50人が参加した。
阿南共栄病院の上田隆副院長(64)が講演。自身の3人の子どもが小学生時代に出場した剣道大会を振り返り、試合に臨む姿勢や勝負への執着心などがそれぞれ違ったエピソードを紹介した。
その上で「三つ子の魂百まで」という言葉は「3歳までに英才教育を施せ」という意味ではないと強調。親は子どもの個性を3歳までに見抜き、その長所を伸ばし、短所は最低限直すよう育てなさい、という意味だと説明した。
娘と一緒に聞いていた益井真友子さん(33)=同町鯛浜=は「子どもの個性に早く気付き、大切に育てたい」と話した。