J2徳島ヴォルティスは19日、昇格プレーオフ(PO)進出を懸けて東京Vとのリーグ最終戦に臨む。勝てば4年ぶりのPO進出が確定し、引き分けても進出の可能性がある。大一番に向け、ロドリゲス監督に勝敗の鍵と意気込みを聞いた。
-リーグ最終節への準備は
いつも通り準備してきた。この試合は特別じゃなくて、42試合のうちの1試合。これまでやってきた41試合と同じように、パフォーマンスを発揮できるように準備してきた。
ー前回の対戦は2月のリーグ開幕戦。現在の東京ヴェルディの印象は
前回の対戦と比べて非常に良いチームになっていると思う。ただ、それはヴェルディだけでなく、われわれも同様。お互いに成長してきた。相手には、2人のブラジル人選手やサイドの選手と、何人か気になる選手がいる。そういうところを抑えなければいけない。
-最終戦のキーワードは。
「Contundencia(コントゥンデンシア、激しさ)」。球際やゴール前でいかに激しく戦えるかが鍵だ。
-どういう点を警戒するか。
東京Vはシーズン中盤以降、プレースタイルを確立した。センタリング(からの得点力)、セカンドボール(の奪取力)、セットプレーが強みで、それを生かす戦い方をしてくるだろう。特に2人のブラジル人選手には空中戦や球際で勝たないといけない。
-同じスペイン人のロティーナ監督はどう戦ってくると思うか。
攻撃一辺倒ではなく、ある程度バランスを考えると思う。終盤の時間帯で勝たなくてはいけない状況になればリスクを取ってくるだろう。落ち着いて相手の攻撃を見極めることが大切だ。
-最終戦に向けた練習状況は。
順調だ。これまでの試合で修正しないといけなかった部分を重点的に、攻守両面で再確認した。気持ちの面でも選手はやるべきことに集中している。
-引き分けでもPO進出の可能性があるが、選手には試合への向き合い方をどう伝えているか。
われわれは勝つということ。5位で終えればPO決勝をホームで戦えるかもしれないし、クラブにとってもいい。まず全員が勝利に意識を合わせることが大事になる。
-ホーム最終戦ではスタンドに「Vamos a luchar juntos 一丸で戦おう」という横断幕が掲げられた。
選手だけでなく、チームと応援してくれる人全てが家族のように一緒になって戦うという気持ちになれる。非常に良いメッセージだった。東京V戦でも大きなサポートを待っている。
-徳島のサポーターにメッセージを
いつも通り大きなサポートを待ってる。次の試合に勝って、昇格プレーオフに進む。そのためには、サポーターの力が必要。サポーターの声援や支えがあれば、1から2、2から3とチームにとって、プラスになる要素が増える。最後まで一緒に戦い抜けきましょう。応援よろしくお願いします。