協定書に署名するドイツ柔道連盟のフレーゼ会長(左)と飯泉知事(手前)=県庁

 徳島県とドイツ柔道連盟は11日、2020年東京五輪に向けたドイツ柔道代表チームの県内での事前キャンプ開催に関する協定を締結した。鳴門市の鳴門ソイジョイ武道館を練習拠点とし、滞在期間や選手団の規模など詳細は未定。五輪の事前キャンプ開催が正式に決定したのは今回が初めて。

 締結式は県庁で行われ、ドイツ柔道連盟のペーター・フレーゼ会長と飯泉嘉門知事が協定書に署名した。フレーゼ会長は「締結を光栄に思う。東京五輪に向けて準備できる環境に感謝する」と話し、知事は「ドイツ柔道代表チームが過去最高の成績を挙げられるよう、しっかりとサポートしたい」と応じた。

 協定では、21歳以下のドイツ柔道代表チームの強化キャンプと、東京で今年8月25日~9月1日に開かれる世界柔道選手権大会の事前キャンプを、それぞれ年内に県内で行うことや、地域交流への参加も明記された。

 県は誘致に向け、事業費約1億2700万円をかけ、ソイジョイ武道館の空調新設や畳の張り替えなどを行った。事前キャンプは、大会前に選手が時差や環境に体を慣らすためのもので、昨年5月に同連盟が来県した際、練習施設や周辺環境の良さ、関係者のもてなし精神などが評価され、県内開催が内定していた。

 県は、ドイツ柔道以外に、同国のカヌーやハンドボール、台湾の野球、カンボジアなどと、東京五輪の事前キャンプ誘致の話を進めている。