本番に向けて6分間の発表練習に励む(左から)下野さん、平田さん、西崎さん=阿南市の阿南工業・阿南光高

 高校生が事業立案や企画内容を競う「第6回ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)で、阿南工業・阿南光高校(阿南市)の生徒のプランが県内で初めて最終審査(10校)に残った。市内にある放置竹林の竹を活用する取り組みが、地域の課題や環境問題を解決する優れた企画だと評価された。最終審査は13日に都内で行われる。生徒は「第1席のグランプリを目指したい」と張り切っている。

 生徒のプラン「バンブービジネス」は、放置竹林の竹を使用した防災懐中電灯「ぽてっとライト」や、竹パウダーを使ったバイオトイレを、市内の障害者支援施設に製作してもらい、一般販売する。竹パウダーやバイオトイレは簡単に作れることから、障害者の就労支援にもつながるとしている。

 コンテストには、全国396校から4359件の応募があり、書類選考で10校に絞られた。最終審査では阿南工高機械科3年の平田竜士さん(18)、西崎光信さん(18)、下野康生さん(18)が審査員の前で発表する。

 3人は本番を想定して発表(6分間)や質疑応答の練習を重ねており、リーダーの平田さんは「放置竹林の活用で地域貢献ができると伝えたい」と話している。

 最終審査は東京大本郷キャンパスであり、動画投稿サイト「ユーチューブ」でオンライン配信される。

 3R活動 環境大臣表彰

 阿南工業・阿南光高校が、環境省の「2018年度循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」を受賞した。

 廃棄物のリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の3R活動に功績のあった団体として、放置竹林の解消に向けた取り組みが評価された。

 15年からNPO法人竹林再生会議と連携。防災懐中電灯や、竹パウダーを使ったバイオトイレを製作してきた。

 機械科3年の上田真央さん(18)は「今後も放置竹林対策を進め、後輩に引き継ぎたい」と話した。

 表彰は環境省が06年度から実施。18年度は全国3団体、7企業に贈られた。